畑のある家 主要用途:住宅
所在:土佐市高岡町
敷地面積:1216.30㎡ 
延面積:80.22㎡
建築面積:83.54㎡ 
構造・規模:木造平屋
竣工:H18年4月 
施工:植田建築
写真撮影:西森 秀一
   

高知市から西に車で30分、家庭菜園をするための土地にセカンドハウスを設計する依頼を受けた。

その敷地には、石垣や日本庭園、池や井戸があり、過去に格式のある民家が建っていたと思われる。その敷地から一段下がると畑があり、趣味である野菜などの栽培をしている。

設計のコンセプトは、新築の住宅でありながら新しさを感じるというよりも、以前からこの場所にもともと建っていたと感じさせることをデザインの意図とした。敷地の北側には竹林があり、周辺にも民家がある。その流れを切らさないような景観を作り出すため、東西に長い形となり、各主室は南にある景色を楽しむことができる。リビングからはテラス越しに畑が見え、広がった景色となっているが、和室は日本庭園に囲まれており、落ち着いたやわらかい光が差し込むようになっている。

外壁は肌色に近い珪藻土、内壁には白の珪藻土を使用している。天井は屋根勾配を構成する垂木や梁を見せ、空間に広がりをもたせている。雨戸や水周り以外の建具はすべて木製とし、既製サッシには表現できない柔らかさがある。

この住宅には依頼人の要望に「薪で風呂に入りたい」ということがあり、ガスと薪を併用した給湯設備となっている。

キッチンの横には土間があり、収穫した野菜を洗う、薪をくべる等の用途に使われる。

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